職位 | カテゴリ | 詳細 | ||
---|---|---|---|---|
テスター | 仕様把握 | 担当ゲームの仕様やテストフローを事前に理解し、テスト実行に必要な情報を把握する。 | テスト実行(スクリプトテスト) | チェックリストや仕様書に基づき、定められた操作・条件でテストを実施。 | テスト実行(アドホックテスト) | フリープレイで通常とは異なる操作やタイミングを試し、不具合を探す。 | テスト結果の記録 | テスト結果(OK/NG)をシートやツールに正確に記録し、共有する。 | 不具合情報の保全 | 不具合が発生した場合は、スクリーンショットや録画で状況を保存する。 | 不具合の再現確認 | 発見した不具合が再現するかを確認し、再現条件を特定する。 | 不具合報告 | 再現手順、発生条件、発生環境などを明記して、正確にバグレポートを作成。 | 修正確認 | 開発側が修正した不具合が直っているかを再度テストして確認する。 | 回帰テスト | 修正により他の部分に影響が出ていないか、関連機能を再チェックする。 |
シニアテスター | テスト項目の作成・改善 | 仕様や過去事例をもとに不足しているテスト項目を追加・見直し、精度の高いテストを可能にする。 | 設計レビュー支援 | テスト設計書や仕様書のレビューに参加し、不明点や抜け漏れを指摘・改善提案を行う。 | テストデータ準備 | 複雑な検証に必要なセーブデータやゲーム進行状況を事前に準備し、効率的な検証を支援する。 | テスターサポート | 他のテスターからの質問に対応し、作業の詰まりや混乱がないようにフォローする。 | バグ分析 | 原因不明の不具合を再現・調査し、複雑なバグの切り分けや原因の仮説を立てる。 | バグレポート確認 | 他のテスターが作成したバグ報告の内容を確認し、不備があれば修正を促す。 | 進捗フォロー | テスター全体の作業状況を把握し、遅れがあればリーダーへ早めに報告する。 | リスク観点の強調 | 仕様上リスクの高い部分を優先テスト項目として挙げ、チームに共有する。 | テスト観点の提案 | プレイ中に気づいた重要な観点や仕様の抜けなどを随時フィードバックする。 | 品質意識の共有 | テスト精度や報告の質を高めるため、良い取り組みや考え方をメンバーに共有する。 | 作業改善活動 | 作業の振り返りやノウハウ共有を通じて、現場のプロセスやツールの改善に貢献する。 |
ローカライズ QAテスター |
言語チェック | 翻訳されたテキストに誤訳、直訳、文法ミスがないかを確認し、自然な表現になっているかを判断する。 | 文化・表現チェック | その国の文化や倫理観に照らして、表現が不適切でないか、誤解を招かないかをチェックする。 | UI表示確認 | 翻訳によってテキストが長くなり、ボタンからはみ出たりUIが崩れていないかを確認する。 | 音声・字幕整合性チェック | セリフ音声と字幕が一致しているか、タイミングや内容にズレがないかを確認する。 | 環境別の言語切替確認 | 言語設定変更時に正しく翻訳が切り替わるか、設定に応じた表示がされるかを検証する。 | 不具合報告(言語特化) | 言語や文化に関する不具合を、スクリーンショット・対象言語・修正提案と共に報告する。 | 翻訳リストとの照合 | 実際のゲーム内テキストと翻訳管理表を突き合わせ、差異や抜けをチェックする。 | 改善提案 | より自然で意味が伝わりやすい表現があれば、翻訳チームに修正案を提案する。 | ローカライズの整合性確認 | UI、音声、映像、テキストなど全要素が各言語で一貫した品質になっているかを総合的に見る。 |
QAスペシャリスト (非技術系) |
グラフィック検証 | キャラや背景の表示ミス、ポリゴン欠け、透過抜け、テクスチャのズレなどをチェックする。 | アニメーションチェック | モーションの違和感、遷移ミス、Tポーズなどの異常がないかを確認する。 | UI/UXの整合性検証 | 配置ズレ、視認性、誤操作誘発など、操作性や画面構成の問題を検出する。 | サウンドチェック | 音ズレ、無音、誤音、音質劣化、効果音のトリガーミスなど、聴覚面の不具合を確認する。 | 映像・演出チェック | 演出タイミングのズレ、字幕と映像の不一致、過剰な点滅などを確認する。 | 世界観・表現監修 | キャラや舞台設定、ストーリーが矛盾なく整合しているかを確認し、違和感を指摘する。 | 倫理・年齢レーティング観点 | 暴力表現や性的描写がレーティング基準に適合しているかを確認・報告する。 | メーカー規約チェック | プラットフォーム各社の表現・UI・導線ルールに準拠しているかを確認する。 | 文化・言語の違和感検出 | 地域・文化的に問題となる可能性がある表現を発見し、報告・修正提案を行う。 | 専門観点からの改善提案 | UI、演出、グラフィックなど、専門領域に基づく品質向上の提案を行う。 | ナレッジ共有・横展開 | 専門領域の検証観点や事例をチーム内に展開し、品質の底上げを図る。 |
QAエンジニア | 自動テスト構築 | 手動で行っていたテストを自動化するために、スクリプトやコードを作成する。 | 自動化戦略設計 | どのテストを自動化するか、保守しやすくするにはどうするかを計画・設計する。 | ツール開発 | テスト効率化やバグ再現支援のための専用ツールやデバッグ機能を実装する。 | CI/CD連携 | 自動テストをCI/CDに組み込み、ビルドごとの品質チェックを自動化する。 | 環境構築 | テストに必要なPC、端末、サーバーなどの動作環境を整備し、実行できる状態にする。 | ログ解析 | テストログやクラッシュレポートを分析して、エラーの原因を特定する。 | テストデータ管理 | モックデータやテスト用アカウントなど、検証に必要なデータを用意・管理する。 | 技術調査 | 新しい自動テストツールや分析手法を調査し、プロジェクトへの導入を検討する。 | 技術リスクの共有 | 開発中に見つかった技術的な問題や品質リスクを、開発・QA双方に分かる形で伝える。 | 開発との連携 | 開発チームと協力し、品質向上に関わる技術課題の解決や設計改善を行う。 |
QAスペシャリスト (技術系) |
自動テスト環境の運用 | テストツールやスクリプトを使って、自動でテストを実行・管理し、実行結果を確認する。 | 負荷テストの実施 | 通信や処理に負荷をかけ、サーバーやクライアントの耐久性・パフォーマンスを測定する。 | セキュリティ観点の検証 | チート行為、不正アクセス、個人情報漏洩の可能性など、セキュリティ面のリスクを検証する。 | クラッシュ・ログ解析 | アプリの強制終了時などのクラッシュログを読み解き、問題の箇所や原因を特定する。 | デバイス検証(技術観点) | 機種ごとの描画・処理性能や、OSバージョンの違いによる動作差異を調査・検証する。 | ネットワークテスト | 通信遅延、切断、リトライ時の挙動確認など、ネットワーク環境による影響を確認する。 | フレームレート・メモリ監視 | ゲームの処理落ちや動作の重さ、メモリリークの有無をツールで測定・分析する。 | 技術的なバグの切り分け支援 | 発見されたバグについて、ソースや挙動の観点から開発と連携し、技術的な視点で原因を絞り込む。 | ツール改善の提案・調整 | テストツールの改良や新機能の追加について提案・仕様調整を行い、作業効率化に貢献する。 | 技術観点の教育・共有 | テスターや他職種に対し、自動化・負荷試験などの技術観点や知識を分かりやすく共有する。 |
QAアーキテクト | テスト基盤設計 | プロジェクト全体で使えるテスト自動化・管理の仕組みを構築・設計する。 | 自動化方針の策定 | 複数チームや全社レベルでの自動テスト導入方針や運用ルールを設計する。 | CI/CD戦略の最適化 | ビルド~リリースの流れにおいて、品質ゲートや自動テスト導線を最適化する。 | 共通ツール・フレームワーク設計 | 再利用可能なツールやテストフレームワークを構築し、各チームに展開する。 | 非機能テスト設計支援 | パフォーマンス、セキュリティ、耐障害性など非機能領域の検証設計を支援する。 | 技術リスク評価 | プロジェクトの技術選定や構造上のリスクを洗い出し、予防策を提案する。 | テストプロセス標準化 | テスト設計・実行・報告のフローを統一・効率化し、品質管理の基盤を整える。 | プロジェクト横断支援 | 複数プロジェクトにまたがって技術面からの品質支援を行い、知見を共有する。 | 技術教育・育成 | QAエンジニアや開発メンバーに対して自動化や品質戦略の知識を体系的に伝える。 | 経営層との連携 | 品質戦略や技術投資の必要性を経営・マネジメント層に説明し、組織方針に反映させる。 |
QAリーダー | テスト計画策定 | テストの目的・範囲・進め方・リスクなどを整理し、チーム全体の計画を立てる。 | スケジュール管理 | 少し先を見越して日程を組み、進行状況に応じて柔軟に調整する。 | リスク管理 | 不具合が起こりそうな場所や外部要因の影響を予測し、優先的に対処する。 | タスク分配 | 各メンバーの得意分野や習熟度を考慮して、適切にテスト作業を割り振る。 | テスターの指導と育成 | メンバーに対してフィードバックやアドバイスを行い、成長を促す。 | バグレポート確認 | 報告された不具合が適切に書かれているか確認し、誤報や重複を防ぐ。 | 作業進捗確認 | 作業の遅れや問題点を早期に把握し、必要に応じてフォローや調整を行う。 | 成果物のレビュー | テストケースやレポートなどの成果物を確認し、内容の妥当性をチェックする。 | 品質評価とKPI確認 | バグ件数や通過率などの指標を分析し、品質状況を把握して対策を講じる。 | ノウハウ管理 | 作業で得た知見や工夫を記録し、他メンバーが参照できるようにする。 | 作業改善 | テスト中に見つかった問題点を整理し、効率や精度を高める方法を実行する。 | コミュニケーション | チーム内外と日々やり取りし、情報の伝達ミスや認識ズレを防ぐ。 | テスト環境の管理 | テストに使用するROM、端末、アカウントなどを整理・準備・運用する。 |
QAコーディネーター | 情報の橋渡し | 開発・企画・運営とテスト現場の間に立ち、仕様や変更点を正確に伝達・調整する。 | テスト観点のすり合わせ | 現場に共有できていない仕様意図やリスク観点を開発から引き出し、QAチームに展開する。 | 仕様変更の即時反映 | 開発からの急な仕様変更や優先度変更をキャッチし、テスト計画に反映・周知する。 | 外注先との連携 | 外部のQAチーム(ローカライズ・端末検証など)と進捗・品質状況を確認し、調整を行う。 | 開発とのQA課題共有 | テスト中に発見された不明点・設計課題・曖昧仕様をQA視点で整理し、開発に提案する。 | バグ報告の調整 | テストチームのバグ報告を技術側にも通じるように要点を整理・補足し、橋渡しする。 | 進行管理支援 | テスト現場とスケジュールの齟齬が起きないよう、進捗・課題を中間視点で管理する。 | 複数拠点の足並み調整 | QA拠点が複数存在する場合、作業粒度や品質基準の違いを吸収し、統一的に整理する。 | ドキュメント調整・整備 | 現場で使うチェックリストや仕様資料を状況に合わせて整え、伝わる形に最適化する。 | 報告・共有支援 | 現場の声や懸念をチーム外にも伝わるように整理し、リーダー・開発に報告する。 |
QAマネージャー | QA方針の策定 | プロジェクト全体としての品質目標・テスト方針を策定し、チームに共有・実行させる。 | 全体スケジュール調整 | 複数プロジェクトの進行状況を見ながら、QAのスケジュールと要員の配分を最適化する。 | 人員計画 | 今後の作業に備えて、QAメンバーの補充・配置・教育方針を立て、安定した体制を作る。 | リスク管理 | 組織やQA業務に関わるリスク(納期・品質・人材)を洗い出し、予防策を立てる。 | 品質レポート作成 | テスト進捗・バグ傾向・品質指標などを集計し、経営層や関係部門に報告・提案する。 | 品質指標の設定 | 不具合密度、テスト通過率など、品質を数値で追えるようにKPIを設計・活用する。 | プロセス改善 | チームやプロジェクトを横断して、テストの進め方や連携フローの見直し・改善を行う。 | コスト管理 | テスト作業や外注にかかる費用を管理し、必要に応じて予算調整・交渉を行う。 | 社内外調整 | 開発・運営・外部パートナーなど関係者との連携体制を整備し、円滑な協力を実現する。 | 教育・文化づくり | QAの価値や品質への意識を社内に広げ、組織全体での品質意識向上を促す。 | ツール戦略の管理 | テスト自動化や効率化ツールの導入方針を定め、全体の運用戦略を管理する。 |
QAディレクター | QA組織のビジョン策定 | QA部門としての使命・方向性・価値基準を定義し、長期的なビジョンを描く。 | 品質戦略の策定と実行推進 | 全社レベルでの品質戦略を策定し、各プロジェクト・部門に展開・定着させる。 | 部門運営と予算管理 | QA部門の目標管理、コスト配分、人材投資計画などを統括的に管理する。 | 経営層との連携・報告 | 経営会議などで品質状況やリスクを説明し、組織戦略と整合を取る。 | 組織構造・人材戦略の設計 | 組織規模や事業計画に応じて、QA組織の体制や職位設計、人材配置方針を構築する。 | 品質文化の醸成 | 会社全体に「品質は全員の責任」という意識を浸透させる取り組みを推進する。 | 技術戦略の方向づけ | 自動化・AI・CI/CDなど、最新技術導入の方向性と投資優先度を判断・調整する。 | 外部連携・パートナー戦略 | 外注・ベンダー・業界団体との協力方針を立て、品質強化の外部連携を推進する。 | 監査・コンプライアンス対応 | 品質に関する監査・基準適合(セキュリティ、プライバシー等)を管理・指導する。 | リーダー層の育成・任命 | マネージャーやリーダー層を育成し、次世代を担う人材の発掘・配置を行う。 |